調べ学習紹介動画書き起こし

調べ学習紹介動画の全セリフ・ナレーション書き起こし

うな博士/みなさんこんにちは。うな博士です。
みなさんは今、気になっていることありますか?
今回は、気になるテーマについて、図書館や新聞などを使って調べてまとめる方法を紹介します。
参考にしてくださいね。
それではどうぞ!

うな博士/テーマ、何にしようかなあ?
新聞でも見てみよう。
…んん、妖怪!?
新聞って、妖怪がいっぱい載ってるんだね。
うなっと!
調べに行ってみよう。

うな博士/こんにちは。妖怪の本はありますか?
図書館職員/妖怪の本は、分類番号3のところにありますよ。

図書館職員/図書館の本には、このように本がどこにあるのかを示すシールが貼ってあります。
一番初めの数字は「分類番号」と言って、本の内容を表しています。
この番号は、日本十進分類法という日本全国共通のルールによって分けられているんですよ。

うな博士/妖怪の本はあるかな?…あった、あった。

うな博士/妖怪について、もう少し詳しく知りたいのですが?
図書館職員/それなら、2階の参考図書室へどうぞ。

うな博士/妖怪の本はありますか?
図書館職員/はい、この裏の棚にあります。

図書館職員/疫病退散の本をお探しでしたら、郷土資料室にもありますので、行ってみてください。

うな博士/疫病退散の地元の資料はありますか?
図書館職員/ございます。用意するので、しばらくお待ちください。

うな博士/この資料は、どういったものですか?
図書館職員/今回、こちらの郷土資料室の資料の中から、江戸時代末ごろのおふだの実物を用意しました。いずれも版木を使って和紙に刷られたものです。
医療が未発達な江戸時代の人びとにとって、疫病の流行は大変恐ろしいことだったと思われます。そのような不安を少しでも和らげるため、いろいろな疫病除けのおふだが作られました。
特に、左手の大きな資料は、「白澤之図(はくたくのず)」です。
中国の想像上の霊獣「白澤(はくたく)」を描いたものです。
魔除けや病気よけの効果があるとされます。
図の上に書かれた文字には、さまざまな怪しい現象を起こす鬼の名前と、その名を7回呼べばたちまち怪しい現象が消え、災いを転じて福とすることができると書かれています。

うな博士/貴重な資料を、ありがとうございました。
図書館職員/資料の撮影もできるので、ぜひ、良い作品作りに生かしてください。

うな博士/たしか、このへんだったと思うけどな…
あ、あった!
へー、こんなところにも、疫病供養のお地蔵さまがあるんだ。
早速メモをしておこう。

うな博士/こんにちは。「アマビエクッキー」は、どんな思いで作ったのですか?
秋芳堂/感染症がこれだけはやっていて、1日でも早くなくなるよう、願って作りました。
うな博士/実物を見せてもらえますか?

うな博士/今も昔も、いろいろな思いがあるんだなぁ。

うな博士/ありがとうございました。たくさん調べることができました。
図書館職員1/こちらこそ。これからも図書館でお待ちしています。
図書館職員2/少し紹介ですが、浜松市では「調べ学習コンクール」を開催しています。
夏休み明けに作品を募集しています。
こちらは昨年の優秀作品です。
江戸時代のお金と今のお金について、比較してたくさん調べて、自分の言葉でまとめられている作品です。
図書館職員1/みなさんもぜひ、募集していますので、応募をよろしくお願いします。
うな博士さんもどうぞ作ってください。
うな博士/では、さっそく作ってみます。

ナレーション/図書館では、このような手引きを作っています。
浜松市内の小学校に通う3年生以上の皆さんに配布しています。
手引きには、このように「調べ学習の進め方」がわかりやすく書いてあります。
進め方の中で、1番の調べるテーマを決めることや、5番の自分の言葉でまとめるところは特に大切です。
そのためには、このようなワークシートを使ってまとめていくと、情報をわかりやすく整理することができます。
今回、うな博士さんは新聞でテーマを決めましたが、普段の生活の中で、疑問や驚きからテーマを見つけていってくださいね。
ぜひ、手引きも活用しながら、楽しく調べ学習に取り組んでみてください。

うな博士/みなさん、今回は、アマビエを中心とした妖怪や、疫病について調べて、新聞風にまとめてみました。
どうですか?
図書館でしらべたこと、町で見たり聞いたりしたことが書いてあります。
まとめ方はどんなふうでも自由です。
みなさんも、挑戦してみてください。
もし、アマビエや、私うな博士が気になったかたは、調べてみてくださいね。
それではみなさん、さようなら。